【IKEA家具】がリサイクルショップで買い取ってもらえない理由
引越しを機にお持ちの家具を処分して買い直すという方、多くいらっしゃると思います。
そんな中、リサイクルショップへ持ち込んで買取りを希望される方に注意してほしいこと『お持ちの家具はIKEA家具ですか?』。
お持ちの家具がIKEA家具である場合、家具のジャンルによって買取りをしてもらえないことも多いのです。
今回は
・IKEA家具をリサイクルショップで買い取ってもらうには?
・IKEA家具で断られるジャンルは?
・IKEA家具で買い取ってもらいやすいジャンルは?
・買い取ってもらえなかったIKEA家具はどうすれば?
といった内容を、IKEA家具の引越し時解体/組立のエキスパートとしてIKEA家具の全てを知り尽くすカグッコシ!が、実際にリサイクルショップの方から聞いた情報などもいれつつ解説していきます。
目次
買い取ってもらえない理由はIKEA家具の『構造』
リサイクルショップでは買取り可能な家具と、買取りが難しい、ひどい場合は『持ち帰ってください』といわれる家具があります。
そこにはリサイクルショップで売れやすいというポイントと共に、お店が扱いやすいかというポイントもあるのです。
リサイクルショップで扱いづらいIKEA家具の『構造』とは?
買い取りのハードルが高いIKEA家具、ここでは特に大型家具のベッドや衣類収納、書棚などが該当しますが、IKEA家具のほとんどが基本的に組立式の構造になっています。
でもそれってニトリや無印商品、Francfrancなども同じことが言えるのに、なぜIKEAが取り立てて扱いづらいと言い切れるのか?それは
IKEA家具は完全ノックダウン方式を採用しているから!
別に急にボクシングの話を始めたわけではありません。
家具でいうところのノックダウン式とは、輸送のために解体(分解)された状態の商品、逆に言えば解体(分解)された状態で輸送し輸送先で組立てる方法をとっているので、いかに運びやすいかを考えた梱包、板状になっている(IKEAではフラットパックとよばれている)ものが多いということです。
【解体動画】IKEA MANDAL収納ベッド 最効率 解体まとめ
メリットとしては、輸送の際にかかるコスト・労力はもちろんの事、搬入導線/部屋の間口を気にすることなく大型家具を設置できるということです。
そのメリットが、リサイクルショップでの取り扱いという面においてはデメリットとなってしまいます。
導線/間口に関係なく設置された家具は、完成形では部屋から出すことができず、商品によっては梱包状態くらいにまで板状に解体する必要もあり、例えば出張買取りなどの際の引取りにも必要以上の手間がかかってしまうのです。
また店頭に並べる際に、せっかく解体引取した家具を再度組み直し、購入が決まればそれを再度解体し、お客様宅で再度組立てするという家具にとってのダメージをかけてしまうので、家具にとってもあまりよくありません。
その構造によりIKEA製大型家具とリサイクルショップとの相性があまりよくないことから、店頭に並ぶことがほとんどないのです。
リサイクルショップで販売している家具は簡易構造が多い
でもリサイクルショップの店頭には家具が並んでいます。
IKEA家具と何が違うのでしょうか?
リサイクルショップで取り扱いされている家具は、国産のメーカーが多くサイズも完成形で日本の間口が通ることなどを意識して作られており、間口以上のサイズで完成する商品は簡単に上下で分割できる食器棚や、3つくらいのユニットからなる衣類収納など、店舗の方でも、購入した方でも簡単に組立ができるものになります。
その他にも完成形の状態で取り扱いのできるダイニングセットや、分解が簡易構造なソファーなどがリサイクルショップでの人気家具になります。
お店の方に聞いた買い取ってもらえるIKEA家具
ではIKEA家具が全くリサイクルショップで取り扱ってもらえないかというと、そんなこともありません。
ではどのようなIKEA家具であればリサイクルショップで買い取ってもらえるのでしょうか?
完成形で運べるサイズであること
リサイクルショップは基本実店舗での運営で、商品の回転スピードが勝負であることから、仕入れから販売までの手間を少しでも省きたい中、全解体/組立が必要となるIKEA家具(その他の組立式家具も含め)の取り扱いには二の足を踏んでしまいます。
逆に言えば解体する必要の無いIKEA家具であれば、そのネームバリューからぜひとも取り扱いをしたいメーカーというわけです。
では完成形で取り扱いできるIKEA家具って主にどのようなものがあるのでしょうか?
BESTA TV台
IKEAの人気収納シリーズの『BESTA』ですが、様々なサイズのユニット本体を組み合わせていくことでカスタマイズできるバリエーション豊富な商品です。
TV台の1番大きなサイズは、完成形で幅180cm×高さ64cm×奥行40cmなので、そのままの状態で搬出入可能です。
DETOLF
人気の全面ガラス張りコレクションケースになります。
サイズは幅43cm×高さ163cm×奥行37cmと小柄になりますが、運ぶ際には全面ガラス仕様のため、大人2人以上で十分に気をつけることと、中に3枚仕切り棚が入っているのですが、運ぶ際は外しておいたほうが良いでしょう。
子供部屋用家具
IKEAでは子供用家具のシリーズも多く、勉強机MICKEや衣類収納STUVA、書棚KALLAXなど完成形で取り扱うことができるサイズの商品は状態次第でリサイクルショップで買い取ってもらう事も可能です。
チェスト(整理ダンス)
IKEAではチェスト専用の組み立て配送パックと呼ばれる、完成品配送サービスがあります。
言うなれば、IKEAのチェストは完成品で運べますよとIKEAがお墨付きを出しているのと同じで、当然リサイクルショップとしての取り扱いも可能です。
その他にも完成品で運べるという条件を満たした商品として、ソファー(ソファーベッドを除く)やBILLY書棚シリーズなどもあります。
目安のサイズは3辺が
180cm×80cm×50cm以内
上記サイズ内という条件を満たし、なおかつ箱型の完成品、例えば上記サイズ内のベビーベッドなどは、枠のみで出来上がっているため完成形で運ぶことに適していません。
3辺目安は、あくまでも目安としてお考え下さい。
またIKEA家具は組立式のため、各リサイクルショップでは状態をみて買取り判断をされますので、ネジのゆるみやシミ・汚れのあるものは(IKEA家具でなくても当然ですが)対象外となることもありますので、通常使用時のメンテナンスも重要になることを常に意識してご使用ください。
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組立家具が壊れる原因は『組み立て方』|家具を長持ちさせる方法とは?
リサイクルショップで買い取ってもらえない家具はフリマサイトという手段が
リサイクルショップで買取対象外とされても、まだ方法があります!
それは
フリマサイトへの出品
フリマサイトでは多くの商品が扱われている中で、家具の出品も多くあります。
しかしながらリサイクルショップでの取り扱いがないのと同じ理由で、IKEA製の大型家具の出品はほとんどありません。
言うなれば安全に出品する方法さえあれば、必ず目を引くということです。
フリマサイトに安全にIKEAベッド・衣類収納(PAX)を出品する方法
リサイクルショップで取り扱いづらい条件を越える方法さえあればフリマサイトで出品しても購入者さんに届きます。
その条件とは
①解体/組立をどうするのか
②解体しバラバラになったパーツをどう運ぶのか
③組立式家具なので購入者さん宅での設置が終わった後、不具合などのフォローはどうすればいい
その答えはカグッコシ!がご用意いたしました。
IKEA製大型家具をフリマサイトに出品される際に懸念される問題や、いざ出品する際の注意点などを特集ページにまとめておりますので、リサイクルショップに断られ、間違えて処分してしまうそうになっている方に取り急ぎご覧いただけたらと思います。
またブログでも特集しておりますので、ご興味のある方はこちらもご覧いただければと思います。
なぜ【IKEA家具】はフリマサイトに出品されないのか?
IKEA PAXワードローブはフリマサイトでも売れると言い切れる理由
まとめ
IKEA家具がなかなかリサイクルショップに並んでいない理由、そして取り扱ってもらえそうな家具の種類までをお伝えしてまいりました。
一言で言うとIKEA製の大型家具は、構造上リサイクルショップとの相性がそこまでよくないのかもしれません。
逆にCtoCをつなぐフリマサイトへの出品であれば、IKEAというネームバリューを思いっきり生かすことができ、懸念材料の払拭方法がまだ確立されていないことが、逆にブルーオーシャンとして残っている市場といえるのかもしれません。
その懸念材料の答え、カグッコシ!がもっています!
そもそもリサイクルショップに持っていくタイミングは、買い替え時が多く、その買い替え時は引越時が多いということから、IKEA家具についての引越しからリサイクル、処分用の解体からフリマサイトへの出品など、様々なIKEA家具の困った全てにお答えする専用の相談窓口をカグッコシ!は設置しております。
ぜひご活用ください。