IKEAのマットレス下収納ベッド MALM オットマンベッド(販売終了)のお引越し
IKEAのベッドにはいろいろなタイプがあります。
・シンプルなデザインで引出などもなく、下の空きスペースに衣装ケースや段ボールなどを閉まっておけるタイプ(MALMベッド、TARVAベッド、ASKVOLLベッドなど)
・お部屋の真ん中に設置するようなイメージで、両側に引出がついているタイプ(MANDALベッド、NORDLIベッドなど)
・ロフトベッドに2段ベッド(STUVAロフトベッド、SVARTAロフト・2段ベッド、MYDAL2段ベッドなど)
・引き出すとシングルベッドがダブルベッドに早変わりのデイベッド(HEMNES、BRIMNESなど)
その中でも異彩を放っているのが、今回ご紹介するMALMシリーズのオットマンベッドと言われるタイプです。
MALMシリーズではシンプルなデザインのベッドもありますが、オットマンベッドはマットレスを跳ね上げると、その下全てが収納になっているので引出などにしまうような洋服などの収納というよりも、押し入れに収納しておくような布団類のような収納に適しています。
この開いている部分に、完成時にはしっかりと底板が設置されているのでほこりなどに対しても安心です。
先日ブログでご紹介したように
ニトリでも同じようなマットレス跳ね上げ式ベッドがありますが、今回ご紹介のIKEA MALMオットマンベッドは惜しまれつつも販売終了となってしまいましたので、使い慣れた方にはぜひ新居へ持っていっていただきたいと思います。
解体を始めます
MALMオットマンベッドはマットレスを跳ね上げて収納となりますので、引き出しがついているタイプとは違い多少お部屋のスペースが無くても組み立てることに問題はありません。
もしもご自身で組み立てる場合、マットを直接乗せるスノコ部分が大きいので、スノコを先に組んでよけておくといいですよ。
スノコ部分を外した様子です。
結構大きいですので1枚で運ぶこともできますが、搬出入の導線までを考えるとスノコも解体することをお勧めします。
ちなみに梱包してもこのサイズ感です。
あとは細かい部品を注意深く外していきます。
写真の部品はマットレスを跳ね上げる際に最重要の部品になるので、部品の傷みの確認や動作確認なども解体時に行います。
解体時の注意点
1.搬入導線を考える
これはIKEA家具のみならず、組立家具を解体する上で最重要な点ですが『なぜ引越し業者さんがIKEA家具と距離を置きたがるのか?』の原点に立ち返ると=『部屋からそのまま出ないから』ということです。
旧居の導線、新居の導線、トラックなど車両の空き状況など様々な要因を考えた上で最良の解体をおこないます。
2.解体時チェック
組立家具だけでなく、そのまま運べる家具・家電などでも引越し業者さんは搬出前に必ずキズの確認をおこなうと思います。
組立家具の場合、板状にまで解体する必要がありますので解体前にキズの確認はもとより、部品の傷み、動作確認までをおこなう必要があります。
過去のブログでもたびたびご紹介させていただきましたが、IKEA家具の引越しにおける最大の難関は解体時にあります。
解体には説明書もありませんし、解体時に行う色々なチェックによって新居でより安心により末永くお気に入りの家具を使っていただくことができるのです。
新居へ
今回は運搬作業についてもカグッコシ!へご依頼いただきましたので、新居での注意点は組立というよりも搬入時がメインとなります。
そのため全ての部材を引越し資材にて梱包した上で、搬入搬出をさせていただきました。
搬入後は、再び梱包を開梱しキズの確認、動作確認を行いながら組み立てていきます。
窓の関係などもあり、お部屋正面に対して外向きに設置をご希望とのことで、向きを合わせて組み立てていきます。
1度組み立ててしまうとお部屋の中で回ることが困難ですので、組み立て前に設置場所についてはお客様と綿密な打ち合わせが必要です。
組立時の注意点
1.設置場所の確認
我々が解体し再度組み立てる家具は、1度設置してしまうと設置後に動かく事が困難なものが多いので、お客様と綿密に打ち合わせをさせていただきます。
お客様のご希望と、お部屋の寸法、弊社スタッフの経験上のお話などをさせていただきながら最良の場所に設置します。
2.部品・部材のチェック
解体時の確認同様、組み立て前にキズの確認、組み立てながら動作確認を行っていきます。
今回のまとめ
今回は運搬作業についてもカグッコシ!にてご依頼いただきましたので、自分たちが運びやすく組み立てやすくを考えて解体をおこないました。
例えば解体のみをご依頼いただきました場合などは、1つ1つの部材ごとに番号を振ってお客様が再度組み立てる際に、最大限わかりやすく解体をいたします。
組立時にはIKEA HPにて説明書を確認いただきながら組み立てていただければ問題ないかと思います。
しかし今回のように販売終了した商品で、お客様が説明書を無くしてしまっていたりということであれば、簡単に手書きの図面などもご用意させていただきます。
ご自身がお持ちの家具が販売終了であるかなど分からないと思いますし、調べようもないかと思います。
ご参考までにこんな内容でブログをまとめたりもしておりますのでよかったらご覧ください。