IKEAデイベッド「HEMNES/BRIMNES」でお困りの方|よくあるトラブルまとめ!
IKEAベッドの中でも人気シリーズであるデイベッド。
子供の成長に合わせて長さを伸長できるベッドは色々なメーカーさんで出されていますが、大人用に横に伸ばせる伸幅式ベッドはあまり取り扱われていないのではないでしょうか?
目次
デイベッドの特徴
どんな時に伸ばすの?
カグッコシ!でも新しく購入された方のお宅で新しい商品を組みに行くこともあれば、当然お引越しの際に解体/再組立に行くこともあります。
多いのは、やはり子供部屋や1人暮らしの学生さんのお部屋。
お友達が家に遊びに来た際にダブルベッドにするというのが、用途として多いのではないでしょうか?
組立は難しい?
HEMNESシリーズのデイベッドの場合、大きく分けて本体フレーム/引出フレーム/収納引出の3種類の組立をするのですが、本体フレームで工程14、引出フレームで工程21、収納引出で工程9の作業が入ります。
必要な工具はプラスドライバー、ハンマーのみ(特殊な部分は付属の工具が付いてます)。
我々のように説明書を必要としないスタッフで、2名40分、1名60分ほどで組みあがります。
しかし!デイベッドはIKEA商品の中でも中~上級レベルの工程ボリュームになりますので、あまり普段組立をされない方が初見で3時間は見ておいたほうが良いでしょう。
デイベッド使用中に起こりうるトラブル
引出フレームが広げた後に戻せない
1番多いトラブルと言えばデイベッドの引出部分が引き出した後、戻せなくなってしまうトラブル。
お友達が泊まりに来て、朝ベッドをしまおうとしたその時『ガン!ガン!』という音だけを響かせ全然しまえないベッド。
通常使用時にはシングルベッドになることでスペースを有効活用できると、選んだこのベッドがしまえなくなり、部屋がベッドで占領されてしまう。
このままではベッドの上で全てをすます怠惰な生活が、、、
こんな悲しいことにならないように、収納できなくなってしまったデイベッドの原因と対策を見ていきましょう。
原因は主にすのこに起因するものが多いです。
図の説明書のように、本体フレームに取り付ける両端のすのこにはこれ以上引っ張り出せませんよというストッパー金具が取り付けられています。
何かの拍子に引出フレーム側が上がってしまいストッパー金具が引っかかってしまう事もあります。
無理に引きだそうとすると金具周辺が削れてしまう事にもつながるので、違和感を感じたら一度元に戻して原因を確かめましょう。
本体フレームに取り付けるすのこは、本体奥に取りつけている鉄製レール(フレームに取り付けている)と本体前部の鉄製レール(下に支えの無い)に取り付けます。
最終引出フレームを本体フレームに入れ込むことで、本体前部の鉄製レールの土台にもなるという構造になっています(活字にするととても分かりづらくなってしまいますが、、、)
説明書にある本体フレームに引出フレームを入れていく際に、重なっている部分(本体前部のレールと引出本体のすのこ)がごく稀に本体の個体差によるズレで重ならず、1番広く引き出した際にレールからすのこが外れてしまう事があります。
これが1番多い原因です。
対処法としては本体前部のレールを少し持ち上げて、引出フレーム側のすのこがレール下に潜り込むように押し入れていってください。
引出フレームが引き出せない
お友達が泊まりに来て、自分のベッドを自慢したいといざ広げようとした瞬間『ガキッ!ガキッ!』と言うばかりで全然広がってくれないベッド。
『いや違う!こんなはずじゃ』というあなたを見る冷たいお友達の視線、、、
こんな悲しいことにならないように、広がらないデイベッドの原因と対策を見ていきましょう。
すのこが外れている
引出フレームが戻せない時同様、すのこに原因がある場合。
デイベッドは本体フレームと引出フレームともにすのこが取り付けてある構造なので、本体フレームのすのこはネジ留め(片側のみ)してあるのですが引出フレーム側のすのこは樹脂を取り付けはめこんでいるだけになっています。
すのこのはめ込みがズレて浮いてしまっていたり、樹脂がとれてすのこがブラブラ動いてしまっていると、引き出す際に干渉する部分が出てきて引き出せなくなってしまう事があります。
対策としては1度マットレスを外して、すのこをチェックし動いている部分や浮いている部分が無いかを確認しましょう。
重たいものが乗っている
マットレスが乗っているくらいの重さでは、引き出す際に重さを感じることがあっても引き出せないというくらいにはなりません。
しかしマットレスや布団以上にいろいろなものをベッドに乗せすぎていると重さで引き出せないという可能性もあります。
対策としては1度マットレスを含め、ベッドに乗っているものをすべてどかして動作確認をしてみましょう。
床の不陸
不陸とは平らではなく凹凸があること、または水平でないことをいいます。
全てのお宅の床がきれいに水平なわけではありません。
床素材によっては波打っているなんて言うことも。
そういった場合、引出フレームは幅も大きい1つの家具になりますのでキャスターが床に設置しない場所などができてしまい動きが悪くなることもあります。
対策としてはできる限り平らな場所に設置する以外にありません。
異音がする
接続部分の不良
家具の異音で1番多いのは接続部分の不良です。
接続部分が緩むことでカタカタのような音が鳴ります。
例えば本体フレームの接続部分であれば
図のネジが緩み、ネジ同士の音と共にフレーム本体の軋みなどにもつながります。
対策としては、まず異音の場所の特定、ねじの締め直しを行い余裕があれば本体引出フレームの緩みをチェックする。
ネジが緩み干渉している
収納引出周辺で1番起こりうるトラブルです。
収納引出は引出フレーム側に取り付けられたレールと、収納引出自体に取り付けられたレールによって円滑に引き出すことができる構造になっています。
引出フレーム側、収納引出側どちらのレールもネジで留められているのですが、そのネジが緩むことで干渉し異音を発生させ、最悪の場合は収納引出が引き出せなくなることもあります。
抜け出せなくなってしまった際の対策としては、引出を上下に動かしながら引き出してみましょう。
それでも外れない場合、1度マットレスなどベッドの上に乗っているものをすべてどかして引出フレームごと引き出して外しましょう。
その後、引出フレームのすのこも外し(はめ込み式の部分だけで大丈夫)
収納引出の奥側も上げ下げしつつ引き出してみましょう。
ここまでして外れないということは無いと思います。
外れたら必ずネジが緩み出っ張っている部分がありますので、出っ張りを触って引っ掛かりを感じなくなるまでシッカリとネジを締め込みましょう。
対策としては日々のメンテナンスに加え、少しの違和感(軽い異音や動きの悪さ)を放置せずにその場で原因究明することにつきます。
キャスターでフローリングが汚れた
フローリングの床に設置する場合、ごくまれに起こりうるトラブルです。
知人に起きた同内容を対策も含めブログにまとめておりますので参考にしてみてください。
まとめ
普通のベッドに比べ引き出して伸幅する分、使い勝手もいいが部品も多くメンテナンスの必要性も高いデイベッド。
使用している中での違和感や異音を放置さえしなければ、起こるトラブルも事前に防ぐことができます。
上記以外の原因によるトラブルの可能性もありますので、もし使用上で不安なことなどございましたらカグッコシ!LINE@相談窓口まで当該部分のお写真と共にお送りいただけましたら、専門スタッフが適切にアドバイスさせていただきます。
簡単なメンテナンスで組み立て式家具は驚くほど寿命を延ばすことができます。
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