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IKEAでも引越し時に解体(分解)する必要が無い家具もある

IKEA家具=全て引越しでは新居へ持っていくことが出来ない、引越業者さんに取り扱いを断られると思っていませんか?
実は施工業者目線で申し上げますと、IKEAの大型家具の中にも、引越業者さんにそのままの完成品で運んでもらえるのではと思われる強度を保った商品もあります。
逆にどんな家具であれば引越業者さんでも取り扱ってもらえるか、基準も含めてご説明していきたいと思います。

取り急ぎ、お持ちのIKEA家具が引越しの際にそのまま運べる強度を持った商品であるかを知りたいという方はLINE@相談窓口へお問い合わせいただき、家具の種類と搬出入導線について、簡単に教えていただければ強度などの基準に基づいてお答えいたします。

例えば扉を外せば運べます、脚を外しただけで運べますといった、お持ちの家具に合わせたアドバイスもさせていただきますので、お気軽にお問合せください。

引越業者さんが運んでくれるかの判断基準

各引越業者さん、また各営業さんによって基準はまちまちであるのは当然ですが(そもそも引越業者さんの訪問見積もり時にお客様からの申告がなければ確実にIKEA家具であるかの判断もつかない場合もあります)IKEA家具であるかどうかという以前に運搬に適しているかという共通の基準というものはあるわけで、IKEA家具であってもその基準を満たしていれば運んでもらえるはずなのです。

家具のサイズ

一番の基準は家具のサイズです。
これは後ほど触れる搬出入導線にも関わってきますが、トラックの大きさ(2tトラックと4tトラックでは積載部分の天井の高さも大きく異なってきます)や1名で運び出せるか、2名で運ぶ必要があるかなど、ほとんどの環境下において必要となる条件になります。

搬出入導線

IKEA家具の日本におけるネックになる部分、それが搬出入導線ではないでしょか?
それは玄関の大きさだけではなく、各部屋の間口から廊下幅、マンションであればエレベータのサイズ、一軒家であれば階段の広さまで。
それも搬出地のみならず搬入地の条件も重なってきます。

一般的に各部屋の間口サイズは、高さ約200cm×幅約80cm-扉の出ている部分(扉は外す場合もあります)となりますので、加えて部屋から出た廊下の幅も関わってきますので、それを大幅に超えているサイズの家具は部屋から出すことが難しくなります。
逆に導線を通るサイズであれば、運び出せる可能性はあるということです。

構造

引越業者さんとして重要視する部分にIKEA家具の構造が挙げられます。
引越業者さん的には『IKEA家具は完成形で運ぶと壊れる』というトラウマがあるようで(実際に過去破損事故などがあるとのことです)できれば解体した状態のパーツを運んだほうがリスクが低いと考えられるようです。

【動画で説明】IKEA家具の基本『カムロック』について

完成形で運ぶことが出来る家具の構造とは?

①どこを持ってもグラつかない

IKEAの収納家具は、背板に薄い板を使用したものが多く、釘によって留めているものと溝にはめこんでいるものに分かれるのですが、釘で留めているものに比べ、溝にはめこんでいるものは組立時には簡単なのですが、運ぶと考えた場合少しグラつくことがあります(収納家具は壁への固定が前提で作られています)。

導線が全て通る収納家具で、背板を釘留めされているものは運ぶ際のリスクは低いと言えるでしょう。

また金属製のパーツではなく、木ダボといわれる木のパーツを主に使用して作られている、例えばIKEA KALLAXなどは床に設置している際はあまり気になりませんが、運ぶとなると本体がゆがむことがあり、完成形で運ぶことは避けたほうが良いと言えるでしょう。

②扉/引出などを簡単に外すことが出来る

運ぶ際に、重さなども含めとびらや引出しのパーツが簡単に外すことができると、より安全に運ぶことが出来たり、扉分間口を通らないなどのトラブルが発生した際に簡単に対処することが出来ます。

③2人で持てるサイズ/重さである

②にも通じるところですが、重たいものを無理に運べばどこかに負担がかかる可能性を高め、破損のリスクが上がります。
引越業者さんが運ぶ場合、一般の方が運ぶよりも重たい家具でも運ぶことが出来ますが、IKEA家具を完成品で運ぶ場合は、外せるパーツは事前に外してできる限り楽して運んだほうがリスクも減るでしょう。

④横倒しにしても強度を保つ

①で述べた背板で強度を保っている家具に多く言えることですが、導線によって家具を傾けたり、横倒しにしたりして運ぶ必要があるのですが、その場合釘で留めていない家具はグラついてしまいます。
少しでもリスクを感じたら引越業者さんは運んでくれませんので、その場合は導線は通るサイズであっても解体する必要があります。

そのまま運べる家具の条件とは?

以上を踏まえ、さらに引越業者の営業さんにお話を聞いた内容も加味したうえで『そのまま運んでもらえる家具とは?』を条件と共に考えていきたいと思います。

ベッド

ベッドでそのままの状態で運べるものは、構造上ほとんどないと言っていいでしょう。
IKEA家具であろうと、その他メーカーの家具であろうと完成品のまま届くベッドはないでしょう(シングルサイズでも90cm×200cm)。

それはベッドの構造が、基本ヘッドボード/フットボード/サイドフレームのパーツで出来上がっているので、枠が組まれたところにすのこなどの土台を敷き詰めマットレスを設置しています。

接続部分の強度を考えた場合、運送時のリスクも高く、搬出入導線が通るサイズであってもベッドをそのまま運ぶという選択肢は【運びのプロ】であれば選ばないと思います。
例外としてベビーベッドであれば完成形のまま運び出すことは条件がそろえば可能です。

本棚

本棚は運び出すことが出来る可能性は高いのではないでしょうか?
IKEAで一番人気のBILLYシリーズでも、一番大きなもので高さ202cm×幅80cmですが、奥行が28cmなので運び出せる条件としてはハードルが大きく下がります。

恐らく導線での一番のネックは部屋の間口を出た廊下の幅になると思います。

比べて、国産メーカー(ここではまた東京インテリア商品と比較させていただきます)ではほぼ日本家屋の導線でつまづくことのないサイズ展開が多く、またお引越で運び出されているのを見かけることの多い大型家具と言えば本棚ではないでしょうか?

衣類収納

俗にいう整理ダンス(引出がメインとなるもの、IKEAではチェストと言われる)などであればそこまで大型になるものもありませんので、完成形のまま運搬可能であると言えます。

一方洋服ダンスと言われるものは、大型で背の高いものも多く導線などの条件次第で完成形の運び出しが難しいものもあります。
とくにIKEA PAX衣類収納システムは一番小さなフレームであれば高さ201cm×幅50cm×奥行35cmと国産家具に比べ、高さ/奥行がサイズアップしますが条件次第で完成形での搬出入が可能な場合もあります。

国産メーカーですと本棚と同じく、高さ/幅/奥行が日本家屋に合わせて作られているものが多く、高さも190cm以内、奥行も50cmほどで搬出入条件のハードルもかなり下がります。

そのまま運べる条件をクリアした主なIKEA家具

以上の基準を満たす家具であれば、IKEA家具でも完成形で運んでもらえるものもあるのではと思い、店舗ディスプレイを確認してきました。

KLEPPSTAD(クレップスタード)

IKEAの衣類収納(ワードローブ)の中でも、日本向けに造られたのではないと思うほどのサイズですが、しっかりと扉もついているので衣類収納としての役割は果たしています。

背板も釘で留めるタイプですので、組立の際に釘打ちの本数を省かれてさえいなければ、運搬時の強度も保証できる構造であると思います。

しかしながら運ぶ際に、無理な体制にひねったり、扉を固定せずに運んでしまったりすれば、設置時に不具合を起こす可能性もあります。
また新居へ設置後は、設置場所にて扉の再調整が必須です。

BRIMNESワードローブ 2枚扉

ワードローブの他にも大人気のデイベッド伸幅式ベッドも大人気のBRIMNESシリーズですが、ワードローブは2枚扉と3枚扉の2種類があります。

3枚扉は鏡扉もついていて需要も高いのですが、高さ190cmに対し幅117cmありまして、導線などを考えると完成形での運搬は少し厳しいかもしれません。

一方、2枚扉タイプは収納力は3枚扉に劣りますが、サイズ感が高さ190cm×幅78cmと完成形での運搬に対するハードルはかなり下がりますので、購入の際にそこまで先を見て考えられてもいいかもしれません。
ちなみに背板は釘打ちです。

IKEAチェスト

チェストはわかりやすく言うと整理ダンス、主に引出で構成される衣類収納です。
サイズ展開も1番大きいものでMALM(引出×6)が幅160cm・高さ78cm、HEMNES(引出×8)が幅160cm×高さ96cmで、共に奥行は50cm以内なので縦向きに傾ければ搬出入できない間口もほとんどないでしょう。

またIKEA店舗でチェストは組み立てた状態での納品をしてもらえる組み立てサービスが新たに提供されていることから、IKEA公認で完成品を運ぶことが出来る家具として提供されているということになります。

2人掛け各種ソファ

IKEAソファは1人/2人/3人掛けのソファがありますが、2人掛けまでのサイズであればそのまま運べる、または簡単に取り付けてある脚のみを外すことで導線を通るサイズになるでしょう。

GALANT収納キャビネット

オフィス用の収納家具シリーズであるGALANTもエレベータサイズのみクリアできれば、1番大きな箱でも高さ120cm×幅160cm×奥行45cmなので、完成形で運ぶことは可能です。

しかし上部追加ユニットを取り付けている場合は、上部追加のみ取り外す必要があります。
外し方は、2か所のパーツを緩めるだけなので引越業者さんでも作業していただけると思います。

必ず解体が必要な主なIKEA家具

PAXワードローブ

IKEA家具で一番お引越に伴って引越業者さんも見積もり時に出会い、カグッコシ!にお問合せもいただく商品です。
本体ユニット/扉/引出などのパーツが全てバラ売り(2019/8よりセット売りが始まっています)となっており、解体も慎重に行う必要があります。

IKEA PAXワードローブを安全に引越しするためには解体にすべてがかかっている

STUVA収納キャビネット

ロフトベッドの機能性が高く、当ブログでもSTUVAと言えばロフトベッドのような扱いをしていますが、元々は収納システムがメインです。
子供部屋での収納で多く使われるキャビネットですが、収納用別売りパーツには本棚としての使用も洋服ダンスとしての使用にも合わせて選んでいただけます。

サイズは1番大きなユニットサイズで高さ192cm×幅60cmと搬出入に適しているのですが、多くのキャビネットを作ってきた側から言うと構造的に完成品で運ばないほうがいいのかなと思います。

どの部分にリスクを感じるかと言いますと、背板の取付が溝に滑り込ませるような構造なのですが、入りやすいように背板の厚みよりも溝が少し大きくなっています(専門的に言うと遊びがある)ので、運ぶ際に2人で持つとなると傾けたりすることがあるのですが、フレームが背板の遊びによってひねりやすくなってしまうのではと感じます。

引越業者さんとしては、訪問見積もり時に確認してサイズ感を見て『これならそのまま運べる』と思い、当日作業員さんが運んでみて『あっマズいやつだ』となっていることが多いのではと思いますが、引越業者の営業さんでそこまでを見極めろと言うのは難しいのではとも思うので、隠れた引越業者さん泣かせのIKEA家具なのではないでしょうか。

引越業者さんが敬遠するIKEA家具の構造

解体する必要がある場合自社での対応が難しい

引越業者さんはあくまでも【運びのプロ】であり、【家具施工のプロ】ではありません。
簡単な手工具セットを持参していることはありますが、解体に1時間以上かかる家具のために用意しているわけではありません。

また万が一お客様が説明書を取ってあったとして、それを渡されたからといってその説明書を逆行すれば解体できるのかなんて、構造部分に責任を持つことはできません。

そのため、搬入導線によって搬出入が困難であるサイズの家具はIKEA家具であろうとなかろうと、引越業者さんで取り扱うことは難しく、引越業者さんに何とかしてもらおうとすることは畑違いの作業をお願いするということであって、やってもらえないことにクレームをつけるのは無理難題であるということです。

収納家具の背板が薄い

完成形のまま運ぶことを敬遠される理由とし、良く挙げられるのが背板が薄いという構造について。
IKEA収納家具のほとんどが背板を釘で留めて形を保っていることが多く、釘の強度があるためなのか、背板にはほとんど強度はありません(厚いボール紙のような)。

組立家具がネガティブに語られる際、壊れやすいことを多く挙げられる方がいらっしゃいますが、その原因の多くは初期組立方法にあると言えます。

組立家具が壊れる原因は『組み立て方』|家具を長持ちさせる方法とは?

どういうことかと言いますと、例えばここで出てきた釘打ちですが、国産のセルフ組立を推奨している家具メーカーで釘打ちが出てくる商品などほとんどありませんし、大工さんでも釘を打つことが少なくなっている時代に、例えばご自分で組み立てる際に梱包されている釘をすべて打たずに省略してしまえば、組立は楽になりますが強度は省いた本数とは比べ物にならないほど弱体化してしまいます。

何を言いたいか、引越業者さんには運ぶ家具が『誰が組立てたか?ちゃんと説明書通りに組み立てられているか?』なんてわかりません。
ということは【背板の薄い家具】=【IKEA家具】=【完成形では運べない】という方程式が成り立ってしまうのです。

パーツが多い

例えばロフトベッドの1番人気であるSTUVAシリーズなどは、ベッド・勉強机・本棚・ワードローブが一体になった多機能ベッドなのですが、引越しを考えると一体になっていることがネックになります。
なぜならば、解体したとしてもパーツの数が多くなるからです。
東京インテリアのロフトベッドとSTUVAロフトベッドを比べてみると

東京インテリアのロフトベッドは、ロフトベッドと机などは別売りになっているので【引越時】を考えると解体してもパーツは最小限となります。
一方、IKEA STUVAロフトベッドはというと全ての家具が連結されているため解体するとパーツは少し多めにはなります。

STUVAロフトベッドの解体後

以上の事から、引越業者さんが敬遠する理由は1つではなく、色々な経験則に基づいて(運送上破損などの過去トラブルなどもありつつ)【運びのプロ】としての目線から基準を設けているということなのかもしれません。

まとめ

何千ものアイテム数を誇るIKEA商品の全てをご紹介するわけにいきませんが主な売れ筋の中で比較させていただきました。
IKEA家具=全て運べないというわけではなく条件が整えば完成形のまま運んでもらえる商品もあるのでは?またその条件とは?というところに焦点を当ててみました。

あくまでも引越業者さんの条件が最優先となりますので、上記に挙げた条件の他にもトラックサイズや運搬スタッフさんの人数なども関わってきます。
引越業者さんに『このままでは運べません』と言われた際は、カグッコシ!までご相談ください。

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