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IKEA製収納家具の転倒防止対策について

先日、アメリカで「MALMチェストによる事故の裁判結果のニュース」が報じられていました。※1
私、自身現場に入っていて、家具の転倒防止対策には注意を払うべきと常々感じており、地震大国である日本、組み立て家具が主流になりつつある日本の社会でも大きく取り上げられて良い問題ではないかと思います。

組立でお伺いする際に、賃貸に入居されている方のほとんどは、退去時の規約や原状復帰の観点から壁に穴を開け金具と壁をつなぐ固定方法を拒まれます(本来1番好ましい固定方法です)。

その際は『突っ張り棒でもいいので、必ずお客様の方で対策は行ってください』と念を押したうえで作業終了のサインをいただきますが、後ろ髪を引かれる思いで退出します。

今回の記事では
・IKEA家具の転倒防止対策には、どんな方法があるのか?
・家具毎注意すべき点はどこなのか?
・効率的な固定方法
などをご説明していきたいと思います。

PAXワードローブの固定方法

IKEA衣類収納の絶対王者であるPAXワードローブですが、サイズもIKEA収納の中で一番大型の部類に入ることに加え、寝室に設置されることも多いので可能な限り転倒防止対策として壁固定をしていただきたい商品です。

ご自身で組み立てをされる方には特に注意をしていただきたいのですが、説明書を進めていった上で、説明書通りの固定方法が通用する環境はほとんど無い構造になります。

付属の固定金具は基本使用しません!

固定金具とその取付方法ですが、PAXは固定金具の取付位置が決まってしまっている構造になります。
金具の取付位置が決まってしまうということは、次にご紹介するチェストの際にご説明したいと思いますが、この金具によって固定する場合は壁がコンクリートまたはコンパネでない限り有効な固定ができないということが言えます。

チェストの金具の場合は、固定金具の前後の位置調整が可能です。
日本家屋の壁面最下段に取り付けられている巾木と言われる建具をかわし、収納本体と壁面に空間をつくり、水平が取れた状態で固定を行うことができます。
しかし、PAXの金具はその調整が効きません。
一般的な日本家屋で使用する場合は、巾木と同じ厚みの板を金具の高さに合わせて、事前に壁に取り付けておくという手間が発生します。

そのため、カグッコシ!ではPAXを固定する際には同梱の金具を使用せずに、こちらで別途用意したL型の金具を使用して、壁固定を行っています。
これだと場所を問わず、壁と家具を固定することが可能です。

MALMチェストの固定方法

チェストとは、主に引出しで構成されている衣類収納になります。
IKEA製のチェストはそこまで背の高い商品はないのですが、引出しが何段も縦に連なっているため、上段の引出しの中身が重たく下段が軽い場合や、お子様のいらっしゃるお宅で多いのが、引出しを開けて階段状にして登ってしまうという危険行為が転倒につながる恐れがあります。

そのため固定はしたほうが良いのですが、我々も組立にお伺いする中でチェストの壁固定をご依頼いただくことはほとんどりません。
稀に保育所などで組立てにお伺いした際にご依頼いただくくらいではないかと思います。

チェストの固定方法とは?

IKEAチェストの構造は、MALMチェストが基本形と言えるほど似通っています。
しかし、一方で固定するための構造は、地日本の家屋に対して合致しない方法となっています。

同梱されている固定用金具について説明しておきますと、L型の金具が固定用の金具となり、短いネジで金具とチェスト本体を留めます。

右の長いネジと穴の開いた筒は、壁が石膏ボードで壁裏の下地柱の位置でネジと金具を留めることが出来ない場合、壁に補強として埋め込み、固定強度を増すためのアンカーと言われるパーツになります。

固定金具を使用する以上は、できる限り壁裏の下地柱に留めたいところなのですが、MALMチェストの構造上、固定金具の付け位置が決まってしまうため、コンクリート壁や稀にある壁前面がコンパネと言われる木板で仕上がっている以外では、上記のアンカーを使用せざる負えません。

壁裏にはこのような形で補強柱が入っています

リフォームされている方や、新築の方は設置場所の壁裏に1面コンパネ下地を入れてもらうことが可能であるか、可能であれば巾木の撤去も依頼しておくと付属の金具で十分な固定ができます。

BRIMNESワードローブ

IKEAの衣類収納の中でも人気の高いBRIMNESワードローブですが、背も高く幅も広い大型家具になりますので、転倒防止策としての壁への固定は、是非、行なってってほしい商品です。

ワードローブの固定方法とは?

同梱されている固定金具は、チェストと同じものが入っているのですが、大きく違うところは、金具自体を本体天板のどこにでも取り付けができるという点です。
【壁裏の下地柱の位置に合わせて金具を取り付けることができる=最高の固定】ができるということです。

説明書では、組立途中に同梱の固定金具をワードローブ本体の天板に取り付けている工程が載っていますが、壁がコンクリートやコンパネでない限り、先にワードローブに取り付けるのは避けましょう。

その他の注意点

お住まいによって変わる対策

賃貸住宅の場合、「壁に穴を開けることが出来ない契約になっている」といった事情で転倒防止対策が限られる場合もあります。
持ち家・賃貸住宅それぞれの場合の注意点を述べていきます。

持ち家での注意点

持ち家であれば、施工業者からすると必ず金具を使用した壁面固定をしていただきたいです。
注意点を挙げるなら、どの壁にも留めることが出来るわけではないということ。

当然のことながら土壁や漆喰壁(壁裏下地の位置を調べることが難しい)などにネジを打ち込んでも、強固な固定方法とはなりません。
下地(間柱と言われる壁裏下地材)が入っている(できれば縦方向の柱)石膏ボード、またはコンクリート壁に対しては安全に固定することが出来ます。

石膏ボード壁の場合、下地材に対してネジを打ち込み、L型の金具を使い家具にもネジ留めする方法が1番強度を保つことができます。

その他、石膏ボード用アンカーと呼ばれる補強パーツがありますが、下地材に留める方法とは強度が異なり、アンカーを使用して壁面固定した場合、石膏ボードが崩れてしまうと家具も転倒する危険はあります。

強度の比較

固定方法による強度を比較すると、

コンクリート壁への金具固定(1番強い)

石膏ボード壁で下地材への金具固定

石膏ボード用アンカーによる壁面固定
=突っ張り棒(壁材/天井材の材質により変動あり)

という順になります。
可能でしたら、金具での固定をオススメしますが、壁に穴を開けれないといった事情がある場合は、突っ張り棒で固定してください。

※突っ張り棒も正確な使用方法があり、天井のボード裏を走る柱と家具を突っ張ることで威力を発揮します。

石膏ボード壁の際、さらに注意すべき点がございます。
それは、洗面所など水回りに面する壁。

壁裏の電線や水道管の位置を正確に把握する方法があれば問題ないのですが、それができない場合、戸建ての場合は建てた工務店さん、マンションなどの集合住宅の場合は管理会社さんに相談しましょう。

賃貸住宅での注意点

固定に関しての注意点は、持ち家でふれた内容と同様になりますが、賃貸での注意点は賃貸契約内容になります。
今回は壁面固定する上で、壁にネジを打ち込む作業が発生することから、1番重要な部分は原状復帰についての記載がどのようになっているのか?

家主負担なのか?借主負担なのか?また何年以上住んでいるなどによっても変わってきます。
そのため賃貸住宅における転倒防止対策については、貸主さんと相談して方法を考えましょう。

とても細かく説明されているサイトを見つけたのでご紹介しておきます。
【敷金返還】知っておきたい特約(原状回復・クリーニング特約)とは

まとめ

阪神大震災や東日本大震災での経験を鮮明に覚えておられる方も多いと思いますが、大地震がきてから数か月は家具の対策について、メディアなどでもとりあげられ、対策を行う方も多くいらっしゃります。
しかし、流れが止まるとみなさんの意識も薄くなってしまい、対策を特に行なっていないご家庭があるのも現状です。

冒頭に記載しましたアメリカのニュースの用な大きな事故が起こる前に予防策として家具の固定を行なっておくことを強くオススメします。

今回はできれば一番効果のある固定として、壁と本体を金具で留める方法を推奨させていただきましたが、本文でも触れているとおり賃貸の方で貸主さんから壁への穴あけは断られてしまう事も考えられます。

その場合、突っ張り棒やその他固定用品はホームセンターに種類も数多くそろえられていますので、必ず対策は取るようにお願いします。
固定方法などについてわからないことがあれば、お気軽にフリーダイヤル/メールお問い合わせ窓口/LINE@による相談窓口までお問合せください。
専門スタッフがお客様の状況に1番適した固定方法をご紹介させていただきます。

参考記事

※1「イケア製たんすの死亡事故、遺族に49億円支払い」

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